岐阜県美術館所蔵 ルドンとその周辺ー夢見る世紀末 三菱一号館美術館 グラン・ブーケ 収蔵記念 ディロン・ルドン 《グラン・ブーケ(大きな花束)》 1901年 パステル/画布、248.3cm×162.9cm 三菱一号館美術館蔵 2012年1月17日(火)から3月4日(日) 開館時間:水・木・金 10:00―20:00 / 火・土・日・祝 10:00―18:00 *入館は閉館の30分前まで 休館日:月曜日 *2月27日(月)は開館

開催概要

オディロン・ルドン(1840-1916)は、印象派を初めとする画家たちの関心が外界の情景描写に向けられていた時代に、夢の世界に無限の可能性を見出しました。
本展は、世界有数のルドン・コレクションを誇る岐阜県美術館の所蔵品により、ルドンの幻想世界を概観します。ルドンに影響を与えたモローやブレスダン、ファンタン=ラトゥールやゴーギャンなどの同時代人、あるいはルドンの影響を受けたドニを始めとするナビ派など、ルドンに先駆け、後を受け継いだ画家たちを併せて概観することで、ルドンが切り開いた象徴主義の世界の広がりと奥行きを辿ります。
また、本展覧会の開催に合わせ、三菱一号館美術館が新規収蔵した《グラン・ブーケ(大きな花束)》を公開いたします。ルドンが描いた最大級のパステル画でありながら、110年間フランスの城館に秘蔵されていた作品の本邦初公開となります。
※《グラン・ブーケ(大きな花束)》は作品保護のために展示期間に制限を加えております。「ルドンとその周辺-夢見る世紀末」展の会期終了後の公開は、2012年9月からを予定しています。

会期:2012年1月17日(火)から3月4日(日)
開館時間:水・木・金 10:00―20:00 / 火・土・日・祝 10:00―18:00

*入館は閉館の30分前まで
場所:三菱一号館美術館 100-0005 東京都千代田区丸の内2-6-2(地図はこちら
休館日:月曜日 *2月27日(月)は開館
問い合わせ:03-5777-8600(ハローダイヤル)
主催:三菱一号館美術館/東京新聞/TBS
企画協力:岐阜県美術館  協力:J-WAVE

1,オディロン・ルドン 『エドガー・ボーに』 Ⅰ、眼は奇妙な気球のように無限に向かう 1882リトグラフ、紙 26.2×19.8cm 2,オディロン・ルドン 青い花瓶の花々 1904頃 パステル、紙 47.0×60.5cm 3,オディロン・ルドン 翼のある横向きの胸像(スフィンクス) 1898ー1900頃 パステル、木炭、チョーク、紙 71.0×54.8cm 4,ギュスターヴ・モロー 聖セバスティアヌスと天使 1876頃 油彩、板 27.0×15.0cm  *1〜4は、岐阜県美術館所蔵
アクセスマップ

三菱一号館美術館
〒100-0005 東京都千代田区丸の内2-6-2(Googleマップ

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都営三田線「日比谷」駅・B7番出口から徒歩3分
JR「東京」駅(丸の内南口)
JR「有楽町」駅(国際フォーラム口)から徒歩5分
お問い合わせ:03-5777-8600 [ハローダイヤル]

展覧会紹介

ルドンと《グラン・ブーケ》

オディロン・ルドン 《グラン・ブーケ(大きな花束)》 1901年 パステル/画布、248.3cm×162.9cm 三菱一号館美術館蔵

 《グラン・ブーケ(大きな花束)》は、ロベール・ド・ドムシー男爵(1862-1946)の城館を飾った16点の壁画のうちの1点です。1893年にルドンと面識を持った男爵は、1897年に城館の大食堂の壁面全体を覆う装飾をルドンに任せます。計画はネオ・ゴチック様式の大食堂の壁面全体を覆う大規模なもので、ルドンは総計で36㎡を下らない巨大な壁面を、当初は18分割することを考えました。現在では16点の壁画が残されています。

 およそ3年の制作期間を経て、壁画はブルゴーニュ地方のヴェズレー近郊にある男爵の城館に運ばれ、設置されました。そしてその後は、人目に触れることが全くありませんでした。
 所蔵者が代替わりすると、16点のうち《グラン・ブーケ(大きな花束)》を除く15点は、1980年に日本で公開されました。そして1988年には“相続税の美術品による物納”制度によりフランス共和国が取得、現在ではオルセー美術館が収蔵しています。その後は装飾画の中心的な存在だった《グラン・ブーケ(大きな花束)》のみが、男爵家の大食堂に残されたままでした。

 《グラン・ブーケ(大きな花束)》は、その壮麗さという点において、ほぼ同時期に描かれたオルセー美術館所蔵の15点を凌駕しており、ドムシー男爵城館の装飾画の中で、そしてルドンの装飾壁画作品全体を通しても、最も重要な作品の一つと言っても過言ではありません。
 2011年の3月にパリではじめて一般に公開され、大きな反響を巻き起こしたこの作品は、今回の「ルドンとその周辺-夢見る象徴主義」展が、我が国での初公開となります。
 ルドンにとって、この装飾画制作は、やがて最晩年に手がけることとなるルドンが描いた最大の装飾画(南仏・フォンフロワド修道院の図書館壁画)への転換点となりました。パステルで描かれた壁画として類例のない《グラン・ブーケ(大きな花束)》は、ナビ派の装飾画の数々や、ルドンの一連の大型装飾画、モネの「睡蓮」の大装飾画など、近代から現代に及ぶ新たな「装飾」芸術の大きな流れの中に位置づけることができるものです。

※《グラン・ブーケ(大きな花束)》は作品保護のために展示期間に制限を加えております。  
「ルドンとその周辺-夢見る世紀末」展の会期終了後の公開は、2012年9月からを予定しています。

チケット情報

観覧料金:
■入館券
一般¥1400 高校・大学生¥1000 小・中学生¥500

販売場所:
ローソンチケット(Lコード:34989)チケットぴあ・JRみどりの窓口

展覧会関連イベント

丸の内アートサロン 展覧会を語る 「ルドン」展
担当学芸員によるトークセミナー

日時:2012年1月25日(水)19時~20時半
会場:marunouchi cafe SEEK(新東京ビル2階)
定員:50名/参加費:1000円

申し込み方法:marunouchi cafe SEEKホームページ(marunouchicafe.com)からお申し込みください。

ポスターギャラリー

この度の「ルドン」展広報宣伝物のデザインを北川一成さん(GRAPHヘッドデザイナー)にお願いしました。ルドン展を告知したチラシは、展覧会とともに話題になりました。しかし、その反響は我々の予想を遥かに超えるものでした。それは、北川さんから「桑沢デザイン専門学校の学生がルドン展のポスターを作っていた」とそのデザインを見せて頂いたことに始まります。私たちにとっては多種に亘る広報宣伝物の一つに過ぎなかったチラシが、学生の方々を触発し自ら「展覧会のポスター作りをしたい」という衝動となり、出来上がったそのクリエイティブの完成度の高さは目を見張るものでした。この場で皆さまにもご紹介したいと思います。